阪神ジュベナイルフィリーズ2011の予想

2歳の乙女たちによるチャンピオン決定戦ですが、
かつての勝ち馬は将来性か、勢いかという印象がありました。

ところがコース改修により、2歳牝馬にとって阪神マイルコースは
将来性と潜在能力を問うというスタイルに激変したと感じます。

改修後の勝ち馬はウオッカやブエナビスタのように牡馬をも
蹴散らすほどの女傑が誕生し、トールポピーやアパパネはクラシックを獲得、
この4頭はいずれも府中2400mをも制しています。
昨年のレーヴディソールはアクシデントでクラシックは出走できませんでしたが、
無事なら確実にクラシックを獲れた逸材でしょう。

まさに可能性を感じさせた馬が最初に歩むレースと言えます。
今年、彼女達に続くほどの女王候補誕生を期待します。

【今回の狙い馬】
①アンチュラス
ファンタジーSは早いペースで先行しても最後まで力強さを見せており、
差し返そうとする勝負根性にも好感です。最内枠は先行する同馬にとっては
プラスになり、期待が高まります。

⑤ファインチョイス
ファンタジーSはややリズムを欠いたのがすべてでしょう。
函館2歳Sを見る限り、自身のペースを保ったほうが良いタイプと見ます。
名前の通り、良い選択となることを期待します。

⑨イチオクノホシ
サフラン賞は外に回さざるを得ない状況でも力強く伸び、
距離は伸びてこそを感じさせました。右回りでも同様の脚が
使えるかがポイントでしょう。

⑫ラシンティランテ
白菊賞では追われてからの反応の良さは秀逸でした。
抜け出してからの末脚も力強さを感じさせます。
中1週だけにパドックでの状態などに注目です。

⑬ジョワドヴィーヴル
新馬戦では外を回りつつも、最後まで鋭く伸びて快勝。
小柄ですが走りは兄姉同様に伸びのあるフットワーク。
1戦1勝の身ですが、将来性を含めて、期待します。

⑮トーセンベニザクラ
赤松賞は仕掛けてからの反応も良く、レースセンスも感じました。
出遅れてしまう面がありますが、今回はいかに脚を溜めて、
仕掛けられるかがポイントでしょう。

以上、今回はこの6頭から狙います。

2歳はまだまだ経験も少ないので、1戦のみでG1舞台を踏む馬もいます。
ゆえに馬券的な妙味も色濃く出る時があります。

ただ先述しているように、将来性を問われるレースと言えますから、
勝ち馬には「来年はこの馬が主役！」と思わせてくれることを期待します。

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