安田記念の予想

【舞台】
東京芝1600mで開催されます。
すでにマイルカップやヴィクトリアマイルでも述べたとおり、
府中のマイルはスピードだけで乗り切れるコースではなく、
スタミナも要求されるタイトなコースです。
いかに序盤で脚を溜めつつ、後半の直線で発揮するか、
この配分が非常に重要となります。

【展開予想】
内枠に入ったシルポートが、スムーズにハナを奪う可能性は高いです。
ジョーカプチーノは外枠になったこと、さらに折り合いをつけたいという
陣営のコメントもありますので、いかにリズムを作れるかでしょう。
また香港馬ビューティーフラッシュあたりも先手をうかがう形でしょう。
シルポート自身、ガンガン飛ばす馬ではなく、一貫ペースからの
馬力勝負を理想としていますので、競る馬がいなければ、
最後はパワー重視の決め手が必要になる気配があります。

【今回の注目馬】
①ストロングリターン
ここ2走のようなレースが出来れば、同馬の持つ決め手で
上位争いは可能と見ます。ただ出遅れもあり、最内枠だけに
包まれないことが重要です。

②シルポート
間隔が詰まっており、疲れが心配ではありますが、
自分の形で行けば、本当にしぶといレースをします。
この枠だけに、先手争いは非常にプラスでしょう。

⑧アパパネ
前走の勝ち方はまさに王道のレース。馬体も牝馬とは思えぬ
筋肉美。牡馬相手でも、その力強さが発揮さえ発揮されれば、
ここはやはり期待度が高くなります。

⑨ビューティーフラッシュ
2年連続の参戦。昨年は激流に飲み込まれた形となり、最後は
崩れましたが、今回は同型が少なく、香港マイルのような番手から
抜け出すレースが出来れば、一発があるかもしれません。

⑩リディル
好位からスムーズに競馬が出来るタイプで、レースセンスが好感。
前走も、スッと好位から立ち回り、後続をものともしませんでした。
初の古馬G1ですが、面白い存在になると見ています。

⑬ダノンヨーヨー
屈指の切れ味を持ちますが、出遅れがあり、後手を踏む
レースになりがちです。今回はいかにゲートがスムーズに出られるかが
鍵を握っていますが、期待は出来ます。

【結論】
今回、本命は迷わず、⑧アパパネにします。
牡馬相手が取りざたされていますが、あの馬体を見ると、
その充実ぶりに惚れ惚れしてます。むしろ、高速決着の反動が
どう出るかがポイントですが、その力を示してくれることを期待します。

対抗には①ストロングリターン。
とにかく同馬はスタート次第でしょう。ここ2戦が本当にいい形で
レースが出来ているだけに、それされ出来れば、パワーある決め手を
繰り出してくれることが期待できます。

3番手評価は⑬ダノンヨーヨーです。
こちらもスタート次第。マイラーズカップでは好位から立ち回り、
最後まで脚を使えてしましたので、あの末脚をどこで使うか、
位置取りがポイントです。

以下は
②シルポート、⑩リディル、⑨ビューティフラッシュ
と評価しました。

近年、日本競馬はマイルが手薄と言われる傾向ですが、

過去にはタイキシャトルやエアジハードのようなバリバリのマイラー、
アグネスデジタルやダイワメジャーのような中距離もこなす馬がいました。
府中のタイトなマイルを制したからこそ、
「やはり強いんだ！」と言わしめてくれる、そんな馬の誕生を期待します。

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